| >プロフィール>昔その13 大回転 |
|---|
生活改善とひとことでいっても実際はなかなか大変でした。もう飲まざるを得ないような環境がどっぷりと用意されていましたし、一日しらふでいられても次の日にはまたお客と一緒にお酒を口にしている・・・どうにもけじめがつかなかったのです。 で、早乙女は考えた結果思い切って昼間の仕事に切り替えることにしました。 しかし求人誌をぱらぱらと読み進んでいくうちに、あることに気がつきました。昼の業種の多くは応募資格に「高校卒業以上」と記されていたのです。 早乙女は高校を中退し、バーテンダーの専門学校を出ただけですから学歴がありません。おまけに仕事内容もまったく未知のもので、実際にどんなことをするのかがいまいちイメージできませんでした。 いきなりの壁にぶつかりどうしたものかとしょんぼりしかけましたが、ある会社の欄で思わず目を留めました。 その会社は不動産業者で資格条件にやはり「高卒〜」とかかれていたのですが、その上に大文字で「宅地建物取引主任者優遇」とあったのです。おまけに給与に手当てもつくらしく、かなり高待遇でした。 早乙女は部屋を借りるのに不動産屋に何度もいっていましたし、仕事内容にも少なからず興味はもっていました。率直にいえば「楽しそうだ」と思ったわけです(笑) 調べてみると宅地建物取引主任者とは毎年試験が行われ、合格率がおよそ15%の国家資格だということがわかりました。受験資格に縛りはなく老若男女が受けることができ、主に不動産、金融業にたずさわる人たちに必要な資格とのことでした。 早乙女はここであることを決心しました。 8ヶ月後の試験を受けてみて、合格したら不動産業に就職、だめだったらもうしばらくはフリーターを続けよう・・・でもバーは一度やめる。そう決めたのでした。 それからの8ヶ月間はバイト前、バイト後の時間を使い、腕がしびれるほど勉強しました。右利きなのになぜか左腕がびりびりと電気が流れるようにしびれ、シェーカーを持つのも正直おぼつきませんでした。 初めのうちは折りたたみ式のちっちゃな机で問題集を広げていると本当に苦痛で、答え合わせもしたくないくらいちんぷんかんぷんでした。これで受かるんだろうか・・・どうせだめならテレビでも見ていたい・・・。何度もへこたれながら勉強しました。 今となっても本当に糧になる思い出です。腕のしびれは受験が終わるとうそのように消えてなくなりました。一時はやばい病気なんじゃないかと心配していたのですが、たぶんストレスによるものだったんでしょうね(´`;) 直って安心しました。 現在は妻の監視の下お酒はほどほど、飲む量もすっかり減りました。飲まなくても平気です。むしろお酒を飲まずに寝たほうが、つぎの日の調子がいいんです^^ こうした経験を通じて早乙女はたくさんのことを学びました。 こわいと思っていたことでも思い切ってその中に飛び込んでみればそれほどでもないということ。 ひとは困難に本気で立ち向かうと決めたとき、その困難をもう乗り越えているということ。 それにホームレスは特別ではなく、だれにでもそうなる可能性はあるんだってこともしりました。とくにこの御時勢、まったくひとごとではありませんよね。いつだってだれだって住まいを失う危機にさらされているといってもいいすぎではないと思います。 部屋を探すのはとても楽しいことです。早乙女はいまでも初めて契約したときの興奮は忘れられません。一人暮らしをすることによって精神的に成長もしました。自分がやらなきゃなにも始まらないのが一人暮らしの醍醐味であり、わくわくする所以だと思います。 「自分だけの城」みなさんはどんなことを想像しますか? これからいいこともそうでないこともたくさんあると思います。でもそこで人生が終わるわけではありません。早乙女もまだまだ青春真っ只中です^^; 失敗してもいつか役立つ経験になると信じていますし、3年後にその失敗は失敗ですらなくなっていることだってあるんです。結局「正誤」とはせつな的なもので、長い目でみれば絶対的なものではないんだなーと思いました。 結局ものごとにぶつかったとき、それをどうとらえるか。泣いても笑っても天気が変わらないように、目の前の事実は変わらないのですから、早乙女はできるだけ前向きにとらえるように努力していきます; このサイトがみなさんのお役にたてれば、とてもとても嬉しいです。 → トップページに戻る |
| プ ロ フ ィ ー ル | ||||||
| 今のこと | 昔その1 | 昔その2 | 昔その3 | 昔その4 | 昔その5 | 昔その6 |
| 昔その7 | 昔その8 | 昔その9 | 昔その10 | 昔その11 | 昔その12 | 昔その13 |