| >空き巣編>実録。空き巣被害報告3話 その後 |
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早乙女の部屋に空き巣が入ってから数日後、その実行犯とみられる中国人数人が捕まりました。 やはり早乙女の時と同じように他所の玄関先でピッキングしている最中、目撃者の通報により現行犯逮捕となったようです。 でも、早乙女の盗まれた5万円は戻ってはきません。 ただ土足で部屋を荒らされ、大切にしている服だとか思い出が詰まった引き出しを無神経に掻き回されただけです。 また、犯人の残した爪痕はそういった物取り行為の他に被害者の心にもダメージを与えるものだということを知りました。実際、早乙女も盗聴器が仕掛けられたんじゃないかとか、個人情報が盗まれていて悪用されないとも限らないな・・・などと戦々恐々としばらく日々を過ごすはめになったのです。 結果的に幸いそういうことまでは被害が及んでいなかったようですが、一度侵入を許した時と同じ状態のままの部屋で暮らすのはさすがに気持ちがわるいので、不動産屋を通じて大家さんに許可を取り、玄関のカギを自費でピッキングに強いタイプのものに交換しました。ディンプルキーといってカギにいくつも丸いへこみのあるやつです。 さらに、ドアを痛めないで簡単に取り付けられる補助錠も付けましたし、念のためもうひとつダミーの鍵穴をシールで貼り付けました。 空き巣が玄関を侵入口に選んだということを考えたら、そこの強化がなにより重要になるわけです。いちばん確実に入りやすかった場所が玄関だったということですから当然そうなります。 通路にはトイレの窓も面していたので、窓の内側に振動に大音量で反応する装置を取り付けました。 あとはベランダ側のサッシです。 警視庁の調査によると高層マンションなどであってもベランダからの空き巣被害は決して少なくないですし、ここまできたら徹底的に予防して、安心を取り戻したいという気持ちしかありませんでした。 サッシにはまずガラスを割れにくくする透明の防犯シールを貼り、その上から専用の防犯鉄板でカギをガードします。簡単には割らせません。網戸にもストッパーをセットし、外側からは楽に開けさせないようにしました。 また、細かいところですがサムターンにもキャップをかぶせましたし、ドアスコープには目隠しを、郵便受けはダイヤル錠でロックするようにして暗証番号が合わないとひらけないようにしました。 ここまでやるとどうにか気が済むものです。 同じマンションの他の部屋と比べてもはっきり差別化されていると思いましたし、空き巣もチャレンジャーでなければわざわざ難易度の高い部屋に侵入を試みようとは思わないはずです。そういう意味ではひとまず安心だったわけです。 ちなみにこれら防犯グッズはホームセンターで全部買い揃えました。総額にしたらなかなかの出費でしたけれど、また痛い目に遭って後悔するよりはずっとずっとましでしょう。 今は驚くほど高機能で手軽に自分で取り付けられる防犯グッズがたくさんあります。建物自体に穴を空けたりする必要もないものがほとんどですし、それらはもちろん工事もいりませんから取り外しも簡単です。 一度こういった事件を経験したことで自分も妻も防犯意識を持つことができましたし、おかげであれから現在まで第三者の突破は許していません(笑) ひどい体験でしたけど、いまでは比較的浅い傷で大事なことを学べたんだと考えています。 当時部屋には早乙女にとって現金よりもっと大切なものがありましたし、それらを決定的に損なう前に防犯対策に力を入れられたことは大きな収穫だったと思います。 2話へ メニュー 次へ |