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>お部屋編>陽あたりを考える

陽のあたらない生活



みなさんはお部屋をさがす際に方角を気にしていますか? 東西南北からひとつ選ぶとしたら、おそらく多くのひとが南向きのお部屋を選ぶんじゃないでしょうか^^ 
早乙女もいちばん最初に借りた部屋は南西を向いていました。

ではその南の真逆にある北はどうでしょうか。あえて北向きのお部屋を借りたいというひとはとても稀だと思います。
なぜ北はきらわれるのか。簡単に思いつく理由としては「暗い」からです。
暗いということは陽があたらず寒いということも意味しています。太陽は東から上り西へ沈みますし、陽はつねに南側から差すものです。南風は暖かいのに北風はつめたいでしょう?


ほとんどの建物がそういう南からの光をできるだけ多く窓などからとりいれるように設計され建てられていますが、なかにはたしかに南を向いてはいるけれど、隣接する建物のせいで陽当たりがあまりよくないものも存在しています。物件資料で方角が記されていても実際に見るまでは画一的なイメージで決めつけるのは危険でしょう。

同じように北向きだからって初めから「住みたくない」と決めてはいませんか?
なかには「陽あたり良好」が自分のライフスタイルのじゃまになることもあるんです。

              ギラギラギラ〜

早乙女はフリーターをしていたころ南西向きのワンルームに住んでいた時期がありました。
といってもお酒をおもに扱うお店でのバイトだったので、夕方から夜通し朝まで働いて、寝るのは日中という昼夜逆転の生活でした。週6日でシフトに入り家賃と生活費を稼ぐために一生懸命に働きました。

そんな生活のなかで早乙女には悩みがありました。
毎日夜が明けてじゅうぶん明るくなってから寝床につくのですが、決まってお昼過ぎには目がさめてしまうのです。
寝つきも決していいほうではありませんでしたからほぼ慢性的な睡眠不足の状態で暮らしていました。


なぜいつもお昼過ぎに目がさめてしまうのか。その理由は強烈な西日にありました。
早乙女は初め窓に薄っぺらいレースのカーテンを敷いていましたが、どうにも陽射しがまぶしいので今度はしっかりした生地のカーテンに付替えました。けれどそのカーテン越しにですら太陽の明かりをまぶたに感じて起きてしまうのです。

とくに夏の西日は本当にきついです(笑) まぶしいだけじゃなく気温もぐんぐん上がりからだじゅう汗まみれで起こされるのです。
エアコンなど快適なものはありませんでしたが、扇風機をあて、窓をあけて風をいれるとかしているうちにすっかり目がさえてしまうのでした。
みなさんもご存知のとおり、へんな時間に寝不足気味で起こされたときというのはもう、からだが重く頭の中ももやもやしていてとても気分のよくないものですよね。あれが毎日続いていたのです。


そこで早乙女は「そうか、なにも考えず最初から陽あたりは良いに越したことはない」と決めつけていたけど、それがすべてのひとにあてはまるわけではないんだと気がついたのです。洗濯も週に一度コインランドリーで済ましていましたし、自分のいまの生活ぶりに照らし合わせれば陽の光などは本当に意味のないものだったわけです。

冷静に振り返ってみれば家賃もだいぶ無駄に多く支払っている気がしてしまいとても気が滅入りました;
というのはその部屋を借りるときに最後まで迷っていたもうひとつの候補があったからです。しかしその部屋は場所柄陽あたりがよくなく、なんとなくやめてしまったのです。ただ家賃は借りた部屋より5千円も安かったためいまさら後悔したというわけです。


北向き、陽のあたらない部屋にもいいところはあります。
陽があたらないわけですから当然家具などが陽にやけません。 テレビももちろん一日中見やすく目がつかれません。
そしてなにより安いです。
これがいちばんのメリットじゃないでしょうか。


さて肝心の方角の調べかたですが、もちろん方位磁石があればもっていくことに越したことはありませんよね?
でも「そのためにわざわざ買うのは面倒くさい」というひともいると思います^^

そんなひとはまず現地に行ったらまわりの家などの建物を見渡してみて、ベランダやバルコニーを探しましょう。たいてい陽あたりのよい方向をむいているものです。
また地図で確かめる方法もあります。不動産屋で「住宅地図みせてください」といってみましょう。ページを開くとそのまんま上が北、下が南、右が東、左が西となっていてわかりやすいです。
住宅地図は不動産屋の必需品なので必ずありますから、それで物件の場所と向きを確かめてから現地に行くと良いかもしれません。


あと腕時計を使って南を知る方法もあるのですが、最近は時計がわりに使える携帯電話の普及もあり、あまりつけているひとを見かけない気がします。思い出したら以下の方法を試してみてください。

時計の短いほうの針を太陽にまっすぐ向けます。つぎにその短い針と文字盤の12のあいだを均等に分けてみてください。その二等分された数字のところが南の方角になるわけです。つまり午後4時の場合、2のところが南になるのです。
おおよその目安にすぎませんし、天気がわるく太陽の位置がわからないと役にたちませんが知っておくと便利だと思います。


当時の早乙女のようにとりあえず「陽あたり良好」の文句に惹かれてお部屋探しをしているひとでも、もう一度自分のライフスタイルについて考えてみてはいかがでしょうか。
ひょっとしたらお部屋選びの選択肢がふえるかもしれません。



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