| >入居後編>もしやの不思議体験? 定番の「尽きない話」 |
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長く一人暮らしをしているといつか不思議な体験をすることがあるかもしれません。 それが科学を超えたものかそうじゃないかはとくに問題ではなくて、そんな面白い話を持っているだけでひょんなときに役立ったりするものです。 夏の怪談やUFO話ってみんな興味があるでしょう? ひとが集まった席でそんな体験談をだれかが話し始めると、みんな続々とそれに続いてちょっとした発表会になることもあります。 普段はそんなことを口にしないだけで、じつはだれでも不思議の引き出しをもっていることに驚かされます。 こわいもの見たさっていうのでしょうか^^ 定番の話題でもありますよね。 かくいう早乙女もいままで一度だけ奇妙な体験をしたことがあるんです。 あまり話したことがないのですが、忘れてしまわないうちに皆さんで読んでもらえるように書き残しておくことにします(笑) これは早乙女がまだフリーターをしていたころのお話です。 当時、早乙女はとある居酒屋でアルバイトをしていました。ほぼ毎日夕方から深夜まで10時間くらい働いていたので、部屋に戻るとくたくたでした。 部屋にはこたつ布団を敷いた小さなテーブルがあり、バイトから帰るとだいたいここでテレビを見ながらうとうとするのを待って寝床に入るのですが、この日はたまたまバイト先の店長からもらった遊園地土産の缶入りクッキーを食べていました。 クッキー自体は特別珍しいものでもなく、入れ物の缶もタンバリン程度のごく普通の大きさをしていました。 早乙女はそれを平らげ中身をすっからかんにしてから眠りについたのです。 目を瞑ってどれだけの時間が過ぎたでしょうか。 早乙女は肩を下にして横向きに寝ていたのですが、その背中側から聞こえる奇妙な音に気がつきました。 奇妙な音とは「チョロチョロ・・・」と水が静かに流れるような音でした。なんとなく違和感のある音でしたが、寝ぼけていたせいもあって早乙女はその音を冷蔵庫のせいにして再び眠りにつきました。 冷蔵庫ってたまにそういう音がしますよね? 早乙女の部屋にあるものの中で、他に結びつくような音の正体が思いつかなかったんです。 やがてお昼頃目が覚めたのですが、晩にそんなことがあったことなんかすっかり忘れていました。 しかしトイレに行こうとして起き上がった早乙女は目を疑いました。 なんと昨晩に食べた、テーブルに置いたままのクッキーの缶に、透明な液体がいまにも溢れんばかりになみなみと入っていたのです。 本当にもう、ちょっとでも振動を与えたらすぐにでも零れそうなくらい液体の表面が膨張しているんです。匂いを感じることもできません。傍目にはただの水です。 もし早乙女が夢遊病かなにかで自分で蛇口から水を入れたとしても、全く零さずに缶をテーブルに置くのは不可能だと思います。 起きていてもそんなことは難しいのに、まして寝ぼけた状態で無意識にできるはずがありません。 早乙女はこの目の前に置かれた現象を、こわいというより狐につままれたような不思議な感覚で見つめていました。 昨晩に聞いたあの「チョロチョロ」という音は、この透明な液体だったということなのでしょう。 だれが? なぜ? どうやって? と疑問は尽きませんが、いくら考えても思い当たるふしはありませんでした。 もしあの音が聞こえたときに目を開けていたら、なにが見えたんだろうっていまでも時々考えます。 だけど、このようなことは後にも先にもこれっきりですし、ひょっとしたら虫の知らせみたいなものだったのかもしれないと思ったりします。 虫の知らせ・・・。 あれはやっぱり虫からのメッセージだったのでしょうか。 いまだ、謎のままです。 こういう類のお話はやたらにすると飽きられますから、「じつはね・・・」なんてここぞという時に使ったほうが効果があります(笑) こんな体験をするのも一人暮らしの醍醐味(?)ですね。。 前へ メニュー →続き |